NWエンジニアの仕事:残業規制法案の影響

働き方改革の件、ネットワークエンジニアの働き方や年収に少なからず影響しそうです。

規制される上限時間よりも「罰則付き」という言葉が含まれていることに、企業側としては、かなり本腰を入れて残業削減に取り組む流れとなっていますね。

政府・与党の残業規制案でもかなり厳しいものだと感じていますが、野党はより厳しい規制を求めていることからも、もはや確実に厳しく残業規制されることになるので、今までのように何となく「がんばって残業時間を減らそう!」という軽い感じではすまなくなります。

ということを踏まえて、この残業規制の法案がネットワークエンジニアの働き方や年収に対しどのように影響していくのかをコメントさせて頂きたいと思います。

なお、ここで書く内容は社内ネットワーク・サーバのインフラを企画、設計、構築、運用管理などを行うインフラエンジニアにも役立つ内容かもしれませんが、主にシスコ認定パートナー企業、SIer/NIerでお仕事されている方に役立つ内容かと思います。

働き方改革:NWエンジニアの人不足が増えるのでは?

残業時間を抑制していく流れは、ある種のワークシェアリングとなりますから、今後は今まで以上に「ネットワークエンジニアが足りない!」という流れになっていく可能性があります。

つまり、ネットワークエンジニアとしてお仕事をしたい方には、門戸が広がっていく状況ですからこれは良い流れであると思います。

また、スキルマッチにもよりますが「年収750万×2人採用」より「年収500万×3人採用」の中途採用パターンが増えていくかもしれません。コアとなる社内の古株が高給取りになっていると思いますので「一定の技術力がある年収500万×3人採用」組みを育てていき、2人よりも3人確保しておくことで物量の問題による人不足を回避するという狙いです。

もちろん、企業によって考え方は様々ですし、レアな経験を有する高度なスキルのエンジニアは引き続き高額年収を得られるチャンスはあると思います。

働き方改革:派遣社員(一般派遣)のNWエンジニア

先ず、「残業規制を厳しくしていく」という与党や野党の方針は、過労死などを防ぐ観点では良い方向ではあるかもしれません。一方、たくさん残業をして稼ぎたいという人にはとってはこれは良くない影響を受ける可能性があります。

さて、派遣社員(一般派遣)のネットワークエンジニアのメリットには、自分のやりたい仕事内容をよりダイレクトに選択することができる点が挙げられますが、最大のメリットはやはり「経験年数の長い人にとっては残業時間を含めると高給取りなれる点」ではないでしょうか。

ところが、このメリットが薄れることになると思われます。今までの場合、企業により繁忙期にはITエンジニアなら80時間近く残業をしたことがある方も多いのではないでしょうか。でも今後は80時間を残業させることはあり得なく、60時間上限となった場合には、ギリギリは危険なのでその60時間もあり得なく、企業側として最大でも「50時間」で抑制させると思います。

例えば、時給2800円の場合、残業がMAXに達しても以下のような金額差が生まれます。

・ 残業支給額:2800円×80時間 = 224,000円(実際には契約時間後は割増金額)
・ 残業支給額:2800円×50時間 = 140,000円(実際には契約時間後は割増金額)

さらに言えば、課長(GL)の評価基準としてある「課員の勤怠管理」の評価ポイントが上がることから(重要性が増すことから)、課長としては「そもそも残業をさせない」ということを徹底してくると思います。

派遣社員(一般派遣)はサービス残業はなく、確実に残業をつけられて、残業の時間給が高いことから、残業代は月収の大きなウェイトを占めている人も多かったかもしれませんが、今後残業代にはあまり期待できなくなる可能性があります

以上の内容を踏まえてアドバイスをさせて頂きますと、今後は基本的に、

派遣社員(特定派遣)のネットワークエンジニアとしてお仕事をすることはお勧めしません。ただし好条件「残業する必要がないほど時給が高い」「得たかった分野の経験値が得られる」ならば、派遣社員のネットワークエンジニアとしてお仕事をすることもありだと思います。

しかし逆にいえば「NW設計・構築経験5年以上のCCIEホルダー」の人にとっては売り手市場になると思いますので、好条件での契約できる可能性もあり、幅広く情報収集を行って、自分にとって最もメリットのあるかたちでお仕事をできるように模索しましょう。

また、CCIEを含めてどのような資格を保持していても、未経験である場合には未経験者扱いとなることから、好条件での中途採用は難しいので、派遣社員として経験値を積んでいくという選択肢もありですから、その場合には派遣社員は有効な働き方の1つだと思います。

働き方改革:自分の時間を増やせそう!

残業時間を抑制していく流れの最大のメリットは「 今まで以上に自分の時間を増やせそう!」という点ではないでしょうか。

ワークシェアリングで負担も減り、家族といる時間も増えて、ワークライフバランス的には、とても良いことだと思います。友達と一緒にいる時間、彼女彼氏と一緒にいる時間、夫婦でいっしょにいる時間は、人生をとても豊かにするものですから。

あと、注意点として、特に大企業にお勤めの方は「サービス残業」だけは止めましょう。残業すれば必ずそれを勤怠に反映させましょう。また、無借金経営で、内部留保を貯めこんでいる大企業にお勤めの方はベースアップをしっかりと訴えて、年収をアップさせていきましょう!

こちらの記事の「ネットワークエンジニアの転職を成功させるために」もご参考頂ければと。

以上です。一つの意見としてご参考頂ければと思います。

幅広く徹底的に情報収集を行い、自分にとってベストな選択をして楽しい人生にしましょう!

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