CCIE更新はいつまで続けた方がよいのか

ずっとです。個人的にはそう考えています。

ネットワークエンジニアに限らず、IT系エンジニアとしてお仕事をしている限り、どのような状況になってもCCIEを更新し続けることをお勧めします

CCNAやCCNPは上手くそのカードを効果的に利用した後、期限を決めて捨ててもいいですが、CCIEについてはこのカードを使い捨てることなく、持ち続けることをお勧め致します。

CCIEを更新し続けた方が良い理由1:安定した資格価値

シスコさんは、CCIEについては特にその資格価値の維持に力を入れています。CCIE Lab試験の問題流出などはあり得ませんし、そして非常に多くの問題ストックがあるだけなく、8時間の実技試験があるので、合格のためにはしかるべき圧倒的なネットワーク技術力が必要です。

また、数多くの実機操作が必要であるためペーパーCCIEというのは存在しないことも安定した資格価値を形成する要因の1つとなっています。また、全て英語試験であり試験監督も外国人であり、ある程度の英語力が証明できる点も資格価値を高める要因の1つとなっています。

現在の国内、国外のネットワークシステムにおいて導入されているネットワーク機器の大部分をCisco製品が占めており、Cisco機器がNetwork機器のデファクトスタンダードの位置づけにあることから、Cisco機器に精通していることを証明するCCIEが、ネットエンジニアにとって最も評価される資格であることは揺るぎません。

CCIEを更新し続けた方が良い理由2:希少価値が良い方向へ

最近になってCCIEの希少価値に良い流れがうまれていませんか?  特に日本国内において。

当方の周りでは、次のような理由でCCIEを更新しなかった(できなかった)人がいます。

理由1 : 課長職、部長職となりマネージメントが中心となり、技術の必要性が薄れた。
理由2 : 50歳をすぎてもう資格はどうでもよくなった
理由3 : CCIE R&S writtenの難化問題更新頻度が高くなり合格することが難しくなった。

当方の周りや友人の話では「理由3」で更新しなかった(できなかった)人が増えています。CCIE筆記試験よりもCCIEラボ試験の方が難しいのは間違いないのですが、正直なところ、CCIE筆記試験に合格するために、CCIE筆記試験合格に直結したWeb問題集を利用している人が多かったと思いますが、CCIE R&S written v5.1からその問題集が存在しなくなりました。

また、CCIE R&S written v5.1から問題更新の頻度が激しくなったこともあり、復習のためCCIE R&Sの公式テキストを隅から隅まで読む時間もない人にとっては、CCIEを取得してから5年くらい経過すれば、例えば普段は実務でも問われない細かい知識まで問われる筆記試験に一発合格するのはかなり労力が必要となると思います。受験料も約6万円に値上げされたので何回も受験することが厳しくなり、数回以内で合格できなければ更新をあきらめるという人も今後は増えていくかもしれません。例えば3回も受験してしまうと約18万もかかりますから。

なお、上述の内容に対する客観的なソースはありません。しかしCCIE合格者にとって、いわば諸刃の剣となる「問題更新頻度が激しく対策問題集も存在しない現在のCCIE筆記」のおかげで「更新の苦しみ」と同時に「良い意味での淘汰」が発生することから、「CCIEの希少価値」という観点においては良い効果がでてくると思います。

CCIEを更新し続けた方が良い理由3:実利のある便利なカード!

CCIEを取得してから個人的にメリットと感じた点は以下の点です。やはりこのメリットを実感するとCCIEだけは更新しておくべきだとあらためて思います。

・ 信頼ある高度なネットワーク技術力を客観的に証明できる!

・ 給与交渉時、転職時において、高額年収を勝ち取る効果的なカードとなる!

・ 名刺にCCIEロゴを入れることができて、お客様から技術的な信頼を得やすい!

やはりこの3点が大きいと思うのですが、若い人でCCIEを保持している場合、技術力が高いという証明だけでなく「吸収力が良さそう」という良い印象が与えられます。これは非常に大きなポイントです。中途採用などではこの点は採用したくなるポイントとなります。

なお、約3年以上のNWエンジニア経験があれば、若ければ若いほどCCIEは効果があります

例えが良くないかもしれませんが、CCIEは HUNTER×HUNTER におけるハンターライセンスのようなものです。SIer / NIerでお仕事されている方は取得後にその有効性がよく分かるはずです。現役ネットワークエンジニアがこのライセンスを失うことは得策ではありません。

CCIEを保持しているだけでも、ある種の圧倒的な自信もインストールされた状態と言えるのでモチベーションの高い人、優秀な人には、引き続きぜひCCIEを更新することをお勧めします!

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