2017年の国内ネットワーク機器市場 シェア:1位 Cisco、2位 Juniper、3位 Yamaha

 IDC Japan 株式会社は23日、国内ネットワーク機器市場に関する、2017年のベンダーシェアの調査結果を発表した。それによると、シスコシステムズ(以下、シスコ)が国内ネットワーク機器市場全体の半数近い46.6%のシェアを獲得していたという。

国内ネットワーク機器市場は、イーサネットスイッチ、ルータ、企業向け無線LAN機器の各セグメントから構成されているが、シスコはこれら3市場において、いずれも50%前後のシェアを持っているとのこと。

個別の市場では、企業向けルータ市場におけるヤマハ、企業向けイーサネットスイッチ市場におけるアライドテレシスのように、領域ごとに強みを持つベンダーは存在しているものの、総合力ではシスコが大きく引き離しているとのこと。

また2位以下は、シェアポイント4~5%のわずか1ポイントの間に、7ベンダーがひしめき合う混戦状態にあるという。

Source:https://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/1134252.html

製品分野別では、2017年に成長した市場の1つであるイーサネットスイッチ市場においては、首位のシスコ以外にも、アリスタネットワークスやジュニパーネットワークスといった企業がシェアを伸ばしたとのこと。

また企業向けルータ市場の中では、最も市場規模が大きいSOHOルータ市場で、ヤマハとNECが売上を大きく伸ばしており、シェアも増加した。なお、ヤマハは同市場におけるシェアが50%に迫り、2013年以降で最高のシェアを記録したとしている。

3つ目の企業向け無線LAN機器市場も、2017年は大きな成長を達成し、ほとんどの上位ベンダーが軒並み2けたの成長を記録したという。

IDC Japanでは、圧倒的首位のシスコに対して、2位以下のベンダー数社が離れたところで拮抗(きっこう)しているという国内ネットワーク機器市場の構図から抜け出すためには、成長性の高い無線LAN機器市場が重要だと指摘。

IDC Japan コミュニケーションズ グループマネージャーの草野賢一氏は、「無線が優位になる『ワイヤレスファースト』の時代に即した製品ラインアップ強化を進めるべき。ネットワーク機器製品のポートフォリオを幅広く持つとともに、無線LAN機器に最も注力すべきだ」と述べている。

Source:https://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/1134252.html

グローバルで見た場合には、シスコの市場シェアがもう少し大きくなるはずですが、国内ではこのような状態になっているのですね。以前よりもシェアが小さくなったような。。

正直、国内市場においてももっとシスコの市場シェアが大きいと思っていました。

もちろん、シスコの優位性は圧倒的であり、これからも断トツのNo.1であると思います。

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