Linux LPIC - mount / unmount of File System



 ◆ ファイルシステムのマウント

 パーティションにファイルシステムを作成した後、
マウントを行う必要があります。このマウントとは、
 あるパーティションとあるディレクトリを関連づける作業のことです。マウントしたファイルシステムが
 結合されるディレクトリが
マウントポイントと呼ばれます。このマウントにより、そのパーティションに
 ファイルやディレクトリを作成したり、利用することができるようになります。


 


 恒常的なマウントを行うためには、以下の2つの作業を行う必要があります。

 @ /etc/fstabファイルの編集
 A mountコマンドの実行、または再起動(init 6)の実行

 /etc/fstabファイルの編集を行わずにmountコマンドだけを実行した場合、再起動後に無効になっています。


 ◆ ファイルシステムのマウント - /etc/fstab ファイル

 /etc/fstabファイルの書式は以下の通りです。以下の書式例では、@はUUIDとして表示されていますが、
 新たに追加する設定自体は、以下の書式の記述によりマウントすることは可能です。


    


 ◆ 実行例 : viエディタで /etc/fstab ファイルの編集
 # vi /etc/fstab

項番 フィールド 設定内容
@ マウントするデバイスファイル名
 マウントするデバイスファイル名またはボリュームラベルを指定

A マウントポイント
 マウントポイントとなるディレクトリの絶対パスを指定

B ファイルシステムの種類
 @のファイルシステムの指定。下表1を参照。

C マウントオプション
 @のマウントオプションの指定。下表2を参照。

D dump


 dumpコマンドによるバックアップ対象となるかどうかを指定

 0 : バックアップする必要がない
 1 : バックアップする必要がある

E fsck


 システム起動時にfsckコマンドでチェックを行う時の順序を指定

 0 : fsckコマンドでファイルシステムをチェックしない
 1 : ルートファイルシステム ( / ) に指定する数値
 2以上 : その他のファイルシステムに指定する数値


 【 表1 - ファイルシステムの種類 】
ファイルシステム 説明
ext2  Linuxの標準ファイルシステム
ext3  ext2の機能拡張版 ( 現在の主流 )
ext4  ext2の機能拡張版 ( 現在の主流 )
reiserfs  高速なジャーナリングファイルシステム
xfs  SGI 開発によるジャーナリングファイルシステム
jfs  IBM 開発によるジャーナリングファイルシステム
iso9660  CD-ROMのファイルシステム
msdos  MS-DOSのファイルシステム



 【 表2 - マウントオプションの種類 】
オプション 説明
async  ファイルシステムの入出力を非同期で実行
auto  mount -a コマンドの実行時にマウントする
noauto  mount -a コマンドの実行時にマウントしない
defaults  デフォルトのオプションを設定 ( asyncautodevexecnouserrwsuid )
exec  バイナリの実行を許可
noexec  バイナリの実行を禁止
ro  読み取り専用モードでマウント 
rw  読み書き可能モードでマウント
unhide  隠しファイルも表示
suid  SUIDとSGIDの有効化
user  一般ユーザーにマウントを許可する
users  一般ユーザーにマウントを許可し、マウントを実行していないユーザにもアンマウントを許可
nouser  一般ユーザーのマウントを許可しない


 /etc/fstabファイルの誤った編集により、システムが起動できなくなる場合もあるので、事前にバックアップを取得しましょう。
 # cp -p /etc/fstab /etc/fstab.bak


 これにより、起動が上手くいかなくなった場合、事前に取得したバックアップファイルで上書きすれば編集前の状態に戻せます。
 # cp -p /etc/fstab.bak /etc/fstab

 ◆ ファイルシステムのマウント - mountコマンド

 現在のファイルシステムのマウント状態は引数を指定せず、mountコマンドを実行すれば確認できます。


 
 vmware-vmblock on /var/run/vmblock-fuse type fuse.vmware-vmblock (rw,nosuid,nodev,default_permissions,allow_other)



 /etc/fstabファイルの編集を行った後、
mountコマンドを実行するか再起動(init 6)する必要があります。

 ◆ 構文 : mount [ オプション ] デバイス名

オプション 説明
-a  /etc/fstabファイルに記述されているファイルシステムを全てマウント ( noautoは除く )
-o  マウントオプションの指定
-t ファイルシステム  ファイルシステムの種類を指定


 ◆ 実行例 : /dev/sda6 のファイルシステムを、/home3ディレクトリにマウント
 # mount /dev/sda6 /home3




 現在マウントされているファイルシステムをアンマウントするためには、umountコマンドを使用します。

 ◆ 構文 : umount [ オプション ] デバイス名/マウントポイント

オプション 説明
-a  /etc/mtabファイルに記述されているファイルシステムを全てアンマウント
-t  引数に指定したファイルシステム形式のファイルシステムのみをアンマウント


 ◆ 実行例 : /dev/sda6 がマウントされている/home3ディレクトリをアンマウント
 # umount /dev/sda6 /home3

 ※ /etc/mtabファイルはmountコマンドやumountコマンドが使用しているファイルであり、ユーザが手動変更できないファイル。



LPIC Web教科書

Copyright(C) 2002-2017 ネットワークエンジニアとして All Rights Reserved