Linux LPIC - Accessibility



 ◆ アクセシビリティとは

 Linuxでは、障害を持つユーザーを支援するための色々なソフトウェアが利用できて、そのような技術を
 AT(Assistive Technology)と言います。入出力の補助機能全般のことは
アクセシビリティと言います。



 ◆ キーボードアクセシビリティ

 キーボードやマウス操作を、障害を持つ利用者が利用しやすくする機能を
キーボードアクセシビリティ
 言います。キーボードアクセシビリティには以下のようなものがあります。

アクセシビリティ 説明
スティッキーキー

 順次入力キーともいう。同時に複数のキーを押せないユーザーのために、
 修飾キー(Shift、Alt、Ctrlキーなど)が押された後は、他のキー入力があるまで
 修飾キーが入力された状態にする機能。この状態のことをラッチと言う。

スローキー

 指に麻痺などがあるユーザのために、一定時間以上キーを押したもの
 のみが入力確定する機能。キー入力を認識する時間を調整したりすることができる。

リピートキー

 キーを押した指をすぐに離せないユーザのために、一定時間以上キーを押さなければ
 入力操作が繰り返されない機能。

バウンスキー

 指にけいれんなどがあり、誤って連続してキー入力を行ってしまうユーザのために、
 一定時間内に複数入力された場合は無視する機能。

トグルキー

 NumLockキー、CapsLockキー、Scrollキーを押して機能が有効になってLEDランプが
 点灯しても認識できないユーザのために、オン、オフの際にビープ音で知らせる機能。

マウスキー

 マウスを利用することが困難なユーザのために、マウスの代わりに、テンキーを使用
 して、マウスポインタを移動させたり、クリック操作したりすることができる機能



 ◆ その他のアクセシビリティ機能

 キーボードアクセシビリティ以外に、以下のようなアクセシビリティ機能があります。

アクセシビリティ 説明
ハイコントラスト  視覚障害者のために、ディスプレイに表示されるコントラストを強調して見やすくする機能
スクリーンリーダー  視覚障害者のために、スクリーン上の文字を音声に変換して読み上げる機能
スクリーン拡大鏡  文字や画像を拡大表示して見やすくする機能
点字ディスプレイ  文字データを点字に変換して表示するする機能
オンスクリーンキーボード  キーボードを使用せずに、マウスを使用してスクリーン上で文字を入力する機能


 アクセシビリティ機能を実現するソフトウェアには以下のようなソフトウェアがあります。

ソフトウェア 説明
emacspeak  emacsエディタに読み上げ機能を追加したスクリーンリーダーのソフトウェア
Orca  スクリーンリーダー、スクリーン拡大鏡などの機能が備わったソフトウェア
GOK  スクリーンリーダーのソフトウェア。GOKは、Gnome Onscreen Keyboardの略



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