Tethering by iPhone5 / iPhone5s au



 ◆ iPhone5 ・ iPhone5s のテザリング

 iPhone5/5sのテザリングには、Wi-Fiテザリング、Bluetoothテザリング、USBテザリングの3つがあります。

iPhone5/5s テザリング 説明
Wi-Fi  iPhone5、5s をWi-Fiルータとして使用するテザリング。無線LANで複数のPCがインターネット可。
USB  iPhone5、5s とPCとをUSBで直結するテザリング。充電しながら1台のPCだがインターネット可。
Bluetooth  iPhone5、5sとBluetoothで接続して行うテザリング。Bluetoothで複数のPCがインターネット可。

 Bluetoothテザリングは電波到達距離が短く電波干渉の問題もあり、一般的には使用されていない方式です。
 従ってBluetoothテザリングが使用するならWi-Fiテザリングを使用した方がいいですが、一人で使用する場合、
 充電しながらテザリング可能なUSBテザリングがお勧めです。テザリングの詳細はテザリングをご参照下さい。

 ◇ iPhoneX のテザリング設定は、iPhoneX - テザリングの設定 ( iOS11.1.x 対応 )をご参考ください。
 ◇ iPhoneXR のテザリング設定は、iPhoneXR - テザリングの設定 ( iOS12.1.x 対応 )をご参考ください。



 ◆ iPhone5 ・ iPhone5sのテザリング : Wi-Fiテザリング ( iOS7.x )

 iPhone5、5sによるWi-Fiテザリングを行う方法は以下の@〜Eです。初期状態からのセットアップが前提です。
 ご利用されているiPhone5、5sの状態により、デフォルトでインターネット共有が表示されている場合と、表示
 されない場合がありますが、以下手順で最終的には「インターネット共有」項目が追加されることになります。

 @ 「設定」をタップ A 「モバイルデータ通信」をタップ B 「インターネット共有」をタップ

C 「インターネット共有」をタップ D 「インターネット共有」を"オン"へ ※ Wi-Fiテザリングの注意事項


 以上の設定によりWi-Fiテザリングを
 行うことが可能です。WiFi接続を行う
 際の、SSID情報とパスワードは左側
 の青色の枠で囲んだ情報になります。

 SSID情報は、iPhoneで設定された
 名前が使用されます。パスワードは
 iPhone側で自動的に生成されます。

 これらの値は変更できるので、後に
 その変更方法を解説します。変更は
 Wi-Fiテザリングを行う上で必須では
 ありませんが、セキュリティ強化の
 ために変更することをお勧めします。





 ◆ Wi-Fiテザリング - パソコン側の設定

 以上の設定により、PC側で無線LANを有効にすれば、iPhoneというSSID(ネットワーク名)が表示されます。
 例えば、Windows7の場合のiPhone5/5sへの無線LAN接続の設定は以下の @ 〜 C の流れです。※ PC側では
 無線LANを有効化している状態でPCのタスクバーのネットワークアイコンをクリックすれば以下の画面が表示。

@ iPhone5 ・ iPhone5s のSSID名である"iPhoneをクリック A 「接続」画面が表示されるので、それをクリック

B パスワード入力画面でiPhone5の無線LANのパスワードを入力 C 無線LAN接続が成功した場合の画面


 iPhoneでテザリングに成功すると、下図の通り画面上に「インターネット共有:1台接続中」と表示されます。


 なお、SSIDがPC上で表示されない場合、「設定」 ⇒ 「モバイルデータ通信」 ⇒ 「インターネット共有」 の
 順でタップしてみましょう。こうやってただタップするだけで表示されるようになりませんか?これは仕様です。


 ◆ Wi-Fiテザリング - SSIDの設定変更 (オプション設定)

 先ほどのWi-Fiテザリングの設定において「iPhone」という名のSSIDを使用しましたが、このようにデバイスを
 特定されやすいSSID名を使用すると不正アクセスの対象になる可能性もあるので、人に興味を持たれないような
 英文字と数字を組み合わせたSSIDにすることが望ましい。以下の手順によりこのSSID(名前)を変更できます。

@ 「設定」 ⇒ 「一般」 をタップ A 「情報」をタップ B 「名前」をタップし、名前を変更




 ◆ Wi-Fiテザリング - パスワードの設定変更 ( オプション設定 )

 パスワードはデフォルト値でも特定されにくいのですが、念のため自身で定義したパスワードにすることが推奨。
 設定手順は「設定」⇒「モバイルデータ通信」⇒「インターネット共有」をタップし、以下の手順で変更します。
 ※ 以下の通りに設定した場合、次回のWi-Fiテザリングでは my13pass というパスワードをPC等で入力します。

@ 「 Wi-Fiのパスワード 」 をタップ A 新パスワードを入力し、"Done"をタップ 設定変更されたパスワードを確認


 例えば、iPhone5/iPhone5sで設定したSSIDがPCで表示されないといった、テザリングの問題が発生した場合、
 Wi-Fiテザリングの設定順序を「設定」⇒「インターネット共有」という順番で設定するのではなく解説の通り、
 「設定」⇒「モバイルデータ通信」⇒「インターネット共有」という順番でタップして設定してみてください。

 すると、PC上でiPhoneで設定したSSIDが表示されるようになりませんか?また、Wi-Fiのパスワードを変更後は
 Windows PCの場合「ワイヤレスネットワークの管理」でキャッシュしたSSIDを削除し再度アクセスしましょう。




 ◆ iPhone5 / iPhone5sによるUSBテザリング ( Windowsパソコンの場合 )

 USBテザリングを行うためにはそのパソコンにiTunesをダウンロードしている必要があります。あとはiPhone5と
 パソコンをUSB接続すればOKです。iPhone5がインターネットできる電波状況であれば、iPhone5に接続したPCも
 問題なくインターネット接続できます。PCにIPアドレス設定は不要でlightningケーブルをただ接続するだけです。

 ※ 冒頭の解説のWi-Fiテザリングセットアップにおける@〜Dの手順を行っていることが前提( インターネット共有の「オン」が前提 )



      



 Windows Vistaや 7 の「ネットワークと共有センター」ではiPhoneネットワークが自動的に生成されます。

 


 USBテザリングが成功するとiPhone5では、下図のように「インターネット共有:1台接続中」と表示されます。


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