Panasonic:顔認証技術による入退セキュリティ、オフィス可視化システム(KPAS)提供へ

パナソニックは、ディープラーニング技術を応用した顔認証技術の活用による「入退セキュリティ&オフィス可視化システム(KPAS:ケイパス)」を2019年4月から受注開始します。

従来のICカードを用いた入退セキュリティシステムは、社員や来訪者の登録・発行・配布に時間とコストがかかることや、カードの貸し借りによるなりすまし・不正入場、盗難・紛失等によるセキュリティインシデント発生が課題となっていました。

「顔認証 入退セキュリティ&オフィス可視化システム(KPAS)」は、一括の顔登録に加え、専用端末での顔と名刺を同時に登録し最短15秒で利用できます。これにより社員のみならず来訪者の入退管理を可能とし、登録可能人数は最大3万人と大規模オフィスビルにも対応します。

Panasonic プレスリリース 2019年2月21日

https://news.panasonic.com/jp/press/data/2019/02/jn190221-1/jn190221-1.html

本システムは、顔登録は最短で15秒、顔認証は1秒以内とスピーディーで利用者に負担が少なくストレスフリーです。顔登録は最大で3万人が登録可能で、管理者による一括登録もできるので大規模オフィスビルへの導入も可能です。

利用者の登録・発行に時間がかかっていた従来の課題を解決します。来訪者のゲストカード発行も省力化できるので、来訪者の受付時のカード発行の待ち時間も大幅に短縮できます。

当社独自のディープラーニング技術を応用した顔認証技術は、顔特徴の変化に強く、利用者の年齢の10年程度までの経年変化、サングラスを含むメガネ、マスク、メイクなどの変化にも対応して認証が可能です。利用者が認証のためにメガネやマスクを外したりする手間もいらず、両手が荷物でふさがっていても認証できるなど、利用者の様々な状況に対応でき便利です。

◆ 安全性を考慮した入退セキュリティで従業員や来訪者の安心、安全に貢献

顔認証の入退では従来のICカード入退で課題となっていたなりすましやコピーによる不正入場の抑止効果やカードの盗難や紛失などのリスクも低減します。

顔データは暗号化して登録され、顔登録、認証時の個人情報データは登録用レジスター、ゲート、認証チェッカーなど端末側では即時廃棄され残りません。

個人情報はサーバーで管理され、有効期限の設定により自動削除も可能なので安心して運用できます。基本システム構成に加え、お客様のオフィス環境に合わせたご提案も可能です。KPASチェッカーは、標準の壁掛けタイプに加え、スタンドタイプなどお客様の現場のニーズに合わせた導入が可能です。

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