NTTドコモ:5Gの料金はLTEと同程度、5Gの商用化は2020年春、楽天さんは・・・

◆ インタビュー:5G商用化は20年春、料金はLTEと同程度=ドコモ社長

[東京11日 ロイター] – NTTドコモ(9437.T)の吉澤和弘社長は11日、ロイターのインタビューに応じ、2020年の商用化を目指している第5世代(5G)携帯電話サービスについて、同年春のサービス開始を予定していることを明らかにした。料金は現行の高速通信「LTE」サービスと同程度に据え置く方針。来年度からネットワークの構築に入る。

吉澤社長は「開発やネットワーク構築などが順調に進めば、2020年の春くらいには5Gのローンチ(開始)は十分できる」と語った。

投資額については「本格的に5Gになっても、年間の投資額は今の投資額を上回らない程度でいきたい」と述べ、既存のLTE設備を活用することでコストを抑える方針をあらためて示した。

具体的な投資額は今秋に公表する中期計画に盛り込む。NTT(9432.T)が策定中の中期計画と同様に、3年、5年、7年の目標を掲げる予定で、「5G投資も5年後や7年後の累計など、これくらいになるというのを出すことを検討したい」と語った。

◆ Soruce:https://jp.reuters.com/article/docomo-yoshizawa-interview-idJPKBN1K11C8

利用者にとって気になる「料金」の点では、LTEと同じ程度ということで期待でそうですね。一方、株主にとって気になる「投資額」の点では、年間投資額は今の投資額を上回らない程度ということで、さすが堅実な経営というところでしょうか。

今年度末までに総務省がどのように5G向けの周波数を割り当ててくれるのか楽しみですね。

ところで楽天さんは5Gについてどのように考えているのか、日経新聞の記事では三木谷さんが

「5Gを見越して準備する。逆に我々の優位となるかもしれない。通信事業は今までファーストムーブアドバンテージといわれていたが、これからは、レイトムーブアドバンテージになる。技術の世代が変わるので、過去のものを持っていないほうが強い。」

と自信を持ってお答えされています。正直、4G・LTEインフラの当方のITエンジニアとしての知識や経験からしますと、この「後発優位」に対する見解が理解できない点もあるのですが、おそらく相当深く考えての発言だと思うので、色々な戦略があるのだと思います。

とにもかくにも、3キャリア+楽天で携帯市場の活性化とサービスの発展を期待しています。

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