iPad mini 5:2019年前半に発売される可能性、無印iPadは10インチ版に拡大する可能性

アップルが2019年前半にiPad mini 5(仮称)の発売準備を進めているとの噂が報じられています。

中国メディアChina Timesのサプライチェーン情報によると、2015年にiPad mini 4が発売されてから3年以上が経過している7.9インチ型iPadの新製品が、2019年前半の発売に向けて準備されており、12月末までに量産が開始される見通しとのこと。

また、2019年内に9.7インチ型iPadの後継機も発売。ディスプレイサイズは10インチに拡大される――との予想も合わせて伝えられています。

新型iPad miniに関しては、今年10月の時点でアップル製品関連の観測で知られるアナリストMing-Chi Kuo氏が「2018年の遅い時期か、あるいは来年の早い時期に登場」と予測していました。合わせて「アップグレードされたプロセッサと低コストのディスプレイが搭載」との見通しも述べられていた経緯があります。

https://japanese.engadget.com/2018/12/21/ipad-mini-5-2019-ipad-10/

https://9to5mac.com/2018/12/21/10-inch-ipad-ipad-mini-2019/

かたや廉価なエントリーモデルである9.7インチiPadの後継機については、画面のベゼルがより狭くなり、画面サイズは10インチに広くした新製品がリリースされるとのこと。こちらは2019年の後半に発売されると予想されています。

またChina Timesによると、2018年のiPadの年間出荷量は減少しているため(全体で約4900万台、前年比で約5~6%減)、アップルは2019年内に2タイプの低価格iPadを投入して売上高の後押しを図るとの予測が語られています。

さらに、新iPad miniとiPadでは製造コスト低減にも力点が入れられているとの観測も。9.7インチiPadおよびiPad miniシリーズの過去モデルでは、主なLCDパネルの調達先は日本メーカーだったところを、新モデルでは韓国製品に切り替えてコストを削減する計画であるとのこと。

小型タブレットファンにとっては、iPad mini 5(仮称)が登場する可能性が上がった点は朗報ではあるものの、やはり廉価版的存在となりそうな点、国内LCDメーカーへの発注が減らされるということから日本経済に何らかの影響が予想される点などは、少し複雑な想いになるところかもしれません。

https://japanese.engadget.com/2018/12/21/ipad-mini-5-2019-ipad-10/

9to5macで取り上げられている点からも、記事の通りiPad mini 5 が発売される可能性があるかもしれませんが、iPhone SE 2のように結局は発売されないという可能性もあります。

発売される場合は低コストの廉価版ということになりそうです。記事の通り、ディスプレイが日本製品ではなく韓国製品に切り替えられてしまうのなら残念なニュースです。

この記事のネタ元は中国のChina Timesですが、その真偽は2019年前半には判明します。

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