KDDI:白馬村とKDDI 5G活用した除雪車支援の実証試験

◆ 国内初、白馬村とKDDI 5G活用した除雪車支援の実証試験を実施

長野県白馬村とKDDI株式会社 は、立命館大学と金井度量衡株式会社の協力のもと、2019年1月17日から、除雪作業の課題解決に向け、次世代移動通信システム「5G」を活用した除雪車支援の実証試験を国内で初めて実施します。

KDDI ニュースリリース 2019年1月17日

本試験では、5Gを活用し除雪車の運転席に設置した5Gタブレット上に、積雪のない夏場の状況写真を表示することで、雪の下に埋もれているマンホールや縁石などの道路構造物に注意しながら、迅速かつきれいな除雪作業が行える除雪車支援システムの実証を行います。

降雪地域において、迅速かつきれいな除雪は、地域住民が生活手段である道路を安心・安全に利用するために不可欠です。さらに、白馬村では、村外からの雪道に慣れていないスキー客の車が多いことから、観光事業の側面からも重要です。

一方、近年、日本各地において、通常は降雪の少ない地域で豪雪となる災害が多く発生しています。本試験のシステムを活用することで、豪雪災害時に応援に来た除雪車オペレータの作業支援を可能とし、除雪の効率化、豪雪災害からの早期復旧などが期待できます。

今後も、KDDIと白馬村は、本試験や地域活性化を目的とした協定を通じて、相互連携と協働による活動を推進し、5Gを見据えたICTをはじめとする双方の資源を有効に活用することにより、地域活性化を推進していきます。

KDDI ニュースリリース 2019年1月17日

◆ 各社の役割

1. KDDI
⇒ 本試験の実施および5Gエリアの設計

2. 白馬村
⇒ 試験場所および除雪車の提供

3. 立命館大学
⇒ 除雪車支援システムの開発、試験

4. 金井度量衡
⇒ システム用測位情報データ作成および車載機器の製作

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