KDDI:スマートドローンによる用途別ソリューションの提供開始

KDDIはモバイル通信ネットワークに対応したスマートドローンの安心・安全に飛行制御する基盤システムとなるプラットフォームを活用した用途別ソリューションを2019年6月より順次提供開始します。

KDDIは2016年の構想発表から、多数のパートナー企業と実証実験を重ね開発を進めてきました。本プラットフォームは、モバイル通信に対応した機体、気象・地図と連携し、ドローンの飛行計画の作成、運航状況の監視、機体制御を遠隔で行うことが可能です。

今回、本プラットフォームを活用し、広域監視、鉄塔点検、風力点検、測量解析、精密農業分野において、お客さまの用途に応じた機体、通信、アプリケーションによるソリューションを提供することで業務効率化や課題解決に貢献します。

KDDI ニュースリリース 2019年3月6日

https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2019/03/06/3651.html

◆ ソリューション1:広域監視

鉄道や道路などの広域インフラを、災害時等にスマートドローンで巡回し、遠隔で現場の状況を確認することで、迅速に被害状況の確認、復旧可否判断が可能となります。
監視センターでは、遠隔でドローンの飛行ルートの設定、飛行指示、飛行中のドローン映像の確認を一元的に行うことが可能です。

◆ ソリューション2:鉄塔点検

点検箇所をドローンでピンポイントに撮影、データ管理、レポート作成を自動で行うソリューションを提供します。

鉄塔周囲をドローンが自動飛行することで鉄塔の3Dモデルを作成し、点検箇所を指定、鉄塔点検用ドローンが、指定した角度・範囲でピンポイントに撮影。自動でデータを管理、点検レポートを作成することが可能です。

本鉄塔点検ソリューションを活用して送電設備へ適用できるソリューションを中部電力および中部テレコミュニケーション株式会社の3社で共同研究を行います。また、KDDIの通信鉄塔における点検業務において、19年度より導入します。

◆ ソリューション3:風力点検

風力タービンの周囲をドローンが撮影し、位置情報・高度情報を元にデータ管理、レポートまでを自動的に行うことで、作業効率を大幅に向上させ、安全な点検を実現します。

◆ ソリューション4:測量解析 (パートナー連携により提供)

スマートドローンを活用した測量によるデータ収集と、国土交通省が推進するi-Construction に対応した、アイサンテクノロジーの測量専用ソフト「Wing Earth」による大規模3次元点群データ処理・解析により、さまざまな施工管理システムに対応した出力結果を提供可能です。

◆ ソリューション5:精密農業 (パートナー連携により提供)

スカイマティクスの葉色分析サービス「いろは」による農作物の生育管理と農薬散布サービス「はかせ」をスマートドローンのプラットフォームに連携させることで、効率的な散布ルート作成と自律飛行による適所散布を実現します。

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