格安SIM:1405万回線(前年比 16.8%増加)1位 楽天モバイル、2位 UQ、3位 IIJ

MM総研は、国内MVNO市場の2019年9月末時点での実績を発表しました。

格安SIMの回線契約数は1,405万回線となり、前年比16.8%増という結果となっています。

Source:https://www.m2ri.jp/news/detail.html?id=381

2019年9月末時点でMVNO市場の事業者シェアは1位 楽天モバイル、2位 UQモバイル、3位はIIJとなっています。楽天モバイルは家電量販店の取扱店舗数を増やしたのが奏功しています。

下図では、9月に事業承継したDMM mobileは楽天ブランドに統合されるまでは独立して集計しているため、実際には楽天モバイルのシェアは約30%という大きな割合となっています。Source:https://www.m2ri.jp/news/detail.html?id=381

第1位:楽天モバイル

第2位:UQモバイル

第3位:IIJmio

第4位:OCNモバイルONE

今回の記事の最後には、格安SIM市場は2024年3月末時点では2,855万回線に達すると紹介されていますが、楽天モバイル(MVNO)が楽天モバイル(MNO)への自社回線への移行が進むことから、個人向けスマホ用途の国内MVNOの成長スピードは鈍化すると予想されています。ただし主にIoT向けの需要は強いと予想されています。

格安SIMシェアの約30%を占める楽天モバイルが、自社回線の楽天モバイル(MNO)へ移行させていくことから、納得の予測グラフです。

また、10月の法改正・消費増税を前にMNOの駆け込み需要が発生した影響で、10月以降はMVNOを含めたモバイル市場全体が停滞していることも紹介されています。

そして今後のMNO、MVNOで最も大きな影響を与えるのが来年3月~4月から開始される楽天モバイルのMNO事業のスタートであることも紹介されています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加