KDDI:ジェノバと提携し高精度測位情報の配信サービスの提供へ

◆ KDDIとジェノバ、高精度測位情報の配信サービスの提供に向けた業務提携契約

KDDIとGNSSによる高精度測位情報配信業者のジェノバ は、両社の技術基盤を活かした誤差数センチメートルのリアルタイム測位が可能な高精度測位情報配信サービスの提供に向けた業務提携契約を2020年4月15日に締結しました。

KDDI ニュースリリース 2020年4月24日

ジェノバは、GNSS測量・測位の補正情報配信に関する特許技術を保有しており、国土地理院が全国に設置している約1300点の電子基準点網を活用した仮想基準点方式によりリアルタイムにデータを収集・解析しGNSS測位に適したネットワーク型の補正データを配信しています。

ジェノバの配信するデータとお客さまのGNSS受信機で観測したデータを組み合わせ、リアルタイムに誤差数センチメートルの高精度測位が可能です。

KDDIとジェノバは、両社の技術基盤を活用することにより、誤差数センチメートルのリアルタイム測位が可能な高精度測位情報配信サービスについて、農業・自動運転・防災・防犯・災害復旧・インフラ点検などIoT・5Gの活用が期待されるさまざまな新規領域で、早期の提供を目指していきます。

◆ 太陽光発電システム構築における地形データの測量

1.  概要
京セラが建設を予定している栃木県大田原市の太陽光発電システム構築現場において、KDDIとジェノバは高精度測位情報配信サービスを活用したスマートドローンによる写真測量を実施し、その効果について確認しました。

2. 実施内容
KDDIのスマートドローンプラットフォームを用いた写真測量の実施、および既存測量手法との位置精度・実施コストを比較しました。

3. 実施結果
取得した空撮データより、3Dモデルを作成し土量計算を行うための施工管理に必要な等高線データの作成を行いました。また、既存手法である航空レーザー測量と比較して、同等の測量精度を約2割のコストで実現可能であることを確認しました。

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