楽天:ウェブサイトとモバイルアプリで特許侵害でIBMに提訴される

自社技術を無断で使用しているとして、29日にIBMが楽天を特許侵害で提訴しました。

IBMは29日、消費者にキャッシュバックを提供している楽天のウェブサイトとモバイルアプリが自社技術を無断で使用し、特許4件を侵害しているとして提訴した。

デラウェア州ウィルミントンの連邦地裁に提出した訴状でIBMは、賠償金の支払いと自社技術のさらなる無断使用を禁止する裁判所命令を求めている。

IBMは、約6年にわたりライセンスに関する交渉を試みてきたが、楽天側が「あらゆる意味ある議論への参加を絶えず拒んできた」と主張。「IBMの技術革新の恩恵を違法に享受している」とし、楽天を提訴する以外の選択肢はなかったとしている。

Source:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-03-29/QQR0KVDWX2PV01

楽天が提訴される件に関しては、楽天モバイルはソフトバンクから「営業秘密の利用停止と廃棄などを目的として民事訴訟を提起する予定」と2021年1月12日に報道されています。

◆ ソフトバンク、楽天モバイルによる営業秘密の利用停止求め提訴へ

[東京 12日 ロイター] – ソフトバンクは12日、楽天傘下の楽天モバイルに転職した人物の持ち出した営業秘密が楽天モバイルの事業で利用されないよう、営業秘密の利用停止と廃棄などを目的として民事訴訟を提起する予定だと発表した。

ソフトバンクは同日、2019年末に退職して楽天モバイルに勤務する人物が警視庁に不正競争防止法違反の容疑で逮捕されたと発表。ネットワーク構築業務に従事していた元社員が、退職申告から退職までの期間に、第4世代(4G)と5Gのネットワーク用基地局設備、基地局同士や基地局と交換機を結ぶ固定通信網に関して、営業秘密に該当する技術情報を不正に持ち出していたと20年2月に判明し、ソフトバンクは警視庁へ被害を申告して捜査に協力してきたと説明している。

元社員が利用する楽天モバイルの業務用PC内にその営業秘密が保管されており、ソフトバンクは「楽天モバイルが当社営業秘密を既に何らかの形で利用している可能性が高いと認識している」としている。引き続き、捜査に全面的に協力し、元社員への損害賠償請求を含めた措置も視野に対応を検討していくという。

https://jp.reuters.com/article/softbank-rakuten-idJPKBN29H08Q

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