IPアドレスの重複(duplicate) 5つのケース

ネットワークシステムでどのような時に「IPアドレスの重複」が発生するのか、または、
どのような時に「IPアドレスの重複メッセージ」が発生するのかを、以下にまとめました。

1. 同一セグメントに同じIPアドレス持つデバイスがいる場合、IPアドレスの重複が発生

IPアドレスを設定してLAN接続する前に、別のデバイスから使用するIPアドレスを宛先としたPINGを実行してICMPの応答がないことを確認するようにしましょう。

2. CatalystスイッチではL2ループが発生した場合、重複メッセージが発生

実際にはIPアドレスの重複が発生しているのではなく、Catalystスイッチ側でL2ループが発生していることが原因で重複メッセージが発生します。NW側のL2構成を正常にしましょう。

3. ADCのバーチャルサーバで同じIPアドレスを使用している場合、IPアドレスの重複が発生

これは上述の「1」と同じことなのですが、ADCが存在するセグメントにデバイスを接続する場合、サーバのIPアドレスやネットワーク機器のIPアドレスだけでなく、ロードバランサの
バーチャルサーバに割り当てているIPアドレスも意識するようにしましょう。見落としがち。

4. Windows側でARPの実装が変更された事に起因する現象で、重複メッセージが発生

重複メッセージが発生するなつかしい「Cisco Bug: CSCto02712」に該当する件です。

Workaround 1: Configure no ip proxy arp on client-facing interface.
Workaround 2: Disable “duplicate address detection” on the end device.

5. Catalyst側の「IP Device Tracking機能」の問題により、重複メッセージが発生

Windows Serverで重複するIPアドレスが設定されていないにも関わらず、重複メッセージを受信する場合、あるいはIPアドレスが「169.254」に勝手に変わったりする場合、この内容に該当している可能性が高いです。ぜひ覚えておきましょう。

詳細は https://supportforums.cisco.com/ja/document/12403991 でご確認ください。

IOS 15.2(1)E 以降でIP Device Tracking デフォルト動作が変更されているのでご注意を!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加