NTT Com:VMwareと協業してクラウドをグローバル展開:Enterprise Cloud

◆ 「VMware Cloud Foundation」と「VMware Hybrid Cloud Extension」を採用したEnterprise Cloudの提供について

NTTコムはVMwareとの協業拡大の一環として、VMwareの統合ハイブリッドクラウド基盤「VMware Cloud Foundation」と「VMware Hybrid Cloud Extension」の双方を企業向けのクラウドサービス「Enterprise Cloud」に採用し、新しいメニューを2018年8月8日より日本で提供開始後、グローバルに展開することになりました。

NTTコムさんのニュースリリースには、背景と概要について以下のように説明されています。

近年、デジタルトランスフォーメーションの進展により、システムの重要度に応じてオンプレミス環境とクラウドを併用するハイブリッドクラウドの需要が高まっています。一方で、オンプレミス環境からクラウドへの移行には、構築稼働や作業リスクなど大きな負担が発生していました。加えて、顧客情報などの重要なデータを扱うシステムのクラウド利用にはセキュリティ面での課題もありました。

今回NTT Comは、「VMware Cloud Foundation」と「VMware Hybrid Cloud Extension」の双方を採用した「ECL」と、グローバルに展開する企業向けVPNサービス「Arcstar Universal One」(以下 「UNO」)やデータセンターサービス「Nexcenter」を組み合わせて提供し、オンプレミス環境からクラウドへの容易な移行やクラウド接続をセキュアに実現します。

Source:NTTコミュニケーションズ プレスリリース

Enterprise Cloudを利用することで、オンプレミス環境上のVMwareワークロードを、既存のセキュリティポリシーや運用設計を変更することなく専用型クラウドへ拡張できる点が、このサービスの特徴です。また、オンプレミス環境とクラウドを意識しない統合管理を行うことができるため、システム運用稼働の効率化を実現できます。素晴らしいサービスですね。

そういえば、Vmwareと言えば先日脆弱性についてアナウンスされましたので、以下の内容を確認して該当するかどうかを確認して対応を検討しましょう。

◆ VMware ESXi, Workstation, and Fusion updates address multiple out-of-bounds read vulnerabilities
⇒ https://www.vmware.com/security/advisories/VMSA-2018-0016.html

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